■Alfa Romeo 100 R
◎購入の経緯
実はこれ、全くのフェイク車両。筆者が某スクーターを改造して製作したもの。スピリットは
まさにイタスク!? ベース車両は友人のW氏がアトランティック新車購入を機に手放した
車両を格安でお譲りいただいたもの。
◎こんなイタスク?だ!
ついにフルチューンに至ってしまった、否、ブレーキはこれからだが。
<現在の仕様>
エンジン周り
・DAYTONA製113ccビッグボア
・クランクシャフト交換
・DAYTONA製ターボフィルター
・DAYTONA製パワーアドバンスフルデジタルCDI(赤)
・メインジェット#80へ変更(ノーマル#74)
・社外製ノーマル風チャンバー
フロントドライブ
・KN企画KOSO製プーリーASSY
・ZERO RACING製6.0gウェイトローラー
・カメレオンファクトリー製 強化グローワッシャー
リアドライブ
・KN企画クラッチ3枚ASSY
・DAYTONA製クラッチセンタースプリング(黄・3%UP)
・DAYTONA製クラッチウィナースプリング(白・1000rpm UP)
・KN企画ドライブベルト
電装系
・自作3連メーター
・PIAA製ホーン(高音)
外装
・カウル換装ウレタン塗装
・POSH製アルミライセンスプレート&ボルト
・KN企画アルミオイルキャップ(青)
その他
・KITACO製 ショックアブソーバー
・社外製グリップ
・デルリン・グリップエンド
<チューンの経緯>
当初ルックスだけの変更を考えていたので、下記の記述の通り駆動系の若干の変更にと
どめていた。しかし、、、
最高速はともかく街乗りでの発進加速や中低速を求めボアアップを行ったのがことの始ま
り。ボアアップに伴ってメインジェットを変更、エアクリのフィルターをスポーツタイプにしたにも
かかわらず燃焼効率が悪く、かぶり気味であったために圧縮を計測してみるとどうもノーマ
ルより低い事ことが判明した。すぐさまクランクシャフトの劣化を想像し、スプライン(駆動系を
組み込む溝)も薄くなっていた事から思い切ってクランクケースを割ってクランクシャフトを交
換した。すると圧縮が上がり燃焼効率は改善された。驚いたのが当初あまり期待していな
かったデジタルCDIで、コイツを装着したところトルクフィールがボアアップ以上に変化を見せ
乗りやすくなった。
駆動系は当初DAYTONA製を組んでいたが、現在はKOSO製を組んでいる。これはASSY
でなんと4,800円!というリーズナブルな価格で、グローワッシャーが噛む溝が深く安定感が
高い。ウェイトローラー8個でも2,000円するというのに、これはオススメである。パワーに合
わせ、クラッチ関係もバネレートを強化している。
ブレーキはフローティングディスク220mmを装着する予定。現在ブレーキキャリパーを対抗
ピストンに変更すべく、ヤマハ用ブレンボ(いわゆるヤマンボ)にするか、アルミ削り出しのKN
企画製にするかを検討中。
<自作メーターパネル>
スクーターをいじりパフォーマンスが上がるとメーターにこだわりたくなるのは筆者だけであ
ろうか?いつも見つめる部分だけに、メーターは視覚的にも非常に大きなウェイトを占めると
思うのである。チューンドスクーターには実用的な面からもやはりレブカウンター(回転計/
タコメーター)は欲しい。そこでお決まりのメーター自作となるわけである。
筆者は当初CADでデザインを起こしスクーターらしくオリジナルプリントしたパネルを製作
し、解体したメーター類を組み込もうと考えてた。しかし社外製メーターはDAYTONA製も
POSH製も振動に弱く、耐久性を考えると二輪のセオリー通り本体をそのままスポンジマウ
ントすることがベストであることがわかった。そこで、四輪高級スポーツカーのイメージでクロ
ームのリングを3連でスポンジにマウントすることにした。
要となる回転計はDAYTONA製の電気式、ブラックパネル・赤針・垂直ゼロ指針の物をチョ
イス。これにはオイル警告、ハイビーム、ウィンカーの各LEDインジケーターを装備。その両
側にPOSH製の小いさめの速度計(機械式)と燃料計を配置してみた。共にホワイトパネル・
黒針でブルーEL照明となり、レブカウンターと差別化している。
<以下は制作直後の記述>
スペックは空冷2スト100cc+キャブで、当初はボアアップも検討していたがとりあえずは
ノーマルでキャブ調整とイリジウムプラグ装着のみ施している。プラグは電極位置を突出型
からノーマル型に変更。駆動系強化(ハイスピードプーリー、小径軽量ウェイトローラー、5%
強化クラッチセンタースプリング、強化クラッチスプリング)は施したが、残量のあったVベル
ト、クラッチディスク等はノーマルのまま。またノーマル風に見えるチャンバーにはかなりこだ
わった。その他、スポーツリアサスペンション、外装のウレタン塗装、120km/hメーター、グリ
ップ&バーエンド、リアフェンダーカット、PIAAスポーツホーン(中高音/500HZ)など。
走りの方はクラッチスプリングで出だしのエンジン回転数を高回転側にシフトしているため
にいきなりフルスロットルを与えると駆動系が負ける印象。最初はパーシャルで走り出して
徐々に前回にしてゆく作法が求められるが、当然ノーマルにはない加速感を実現している。
中低速重視のセッティングのため最高速は90km/h程度にとどまるが、ノーマルでは息づき
するような坂道やコーナー立ち上がり時のキックダウンの早さなどで、かなり乗りやすくなっ
ており、エンジンはまるで別物のように感じる。爆音ではないチャンバーの軽快なパルス感
とサウンドに合うよう、全体的にスポーティな雰囲気にまとめた。
メーターパネルまで自作した手前、長く乗ろうと考えていたものの、埼玉のバイクを沢山お持
ちのマニアの方にお譲りした。
※上をクリック
◎生涯走行距離
およそ5,000km
◎生涯燃費
平均 NA
最高 NA
最低 NA