■モディファイ (チューニング)
◎お手軽イタリアン化計画?
テーマはセンスよく安上がりにイタリアン度を高める?!小さなイタリア国旗を貼り、イタリ
アンな風合いをかもし出す重要な!モディファイ。そもそもかつて購入したブリティッシュ・レ
ーシング・グリーンのトライアンフのカウルに切手大のユニオンジャックが貼られていたことが
ヒントとなり、イタスクにを買う度に毎回施している。色々探し回った中では、3M製のステッカ
ー素材を使用し貼付後にカバーシールを剥がすと国旗部分だけ貼られるタイプの製品があ
り、これが質感/耐久性共に一番よいと思われる。
今回は小サイズ2枚をサイドカウルに、中サイズを1cm幅にカットしたものを、リア、フロント
スクリーン裏、ハンドルポストに貼付した。アトランティックはapriliaのロゴの処理なども控え
めなので、これは効果的だと思う。ちなみにこの製品は東急ハンズで購入可能。


ミシュラン・ビブのステッカー
こいつをフロントフェンダーに貼るのは掟破り?装薬タイヤは台湾製です。
◎ホーン交換(2005年2月、走行330km)
アトランテイック500のホーンはフロンとカウルの下部、インナーカウルの内側に装着されて
いる。スペースが小さくお気に入りのKlaxon製やBOSCHのツインホーンなどは入らないと思
われるので交換はあきらめていた。しかし先日、小型でよさそうなファンファーレタイプのホー
ンを発見したので交換した。
製品は残念ながら欧州製ではなくPIAAのもの。115dB、世界最軽量194g、超薄型設計を
うたうもの(品番MHO-3)。周波数帯が400HZ(中音)500HZ(中高音)600HZ(高音)とあり
試聴できないため迷ったが、筆者は600HZを選んだ。街中で聞く欧州のクルマのホーンの音
色は大体400HZと500HZ程度のものをミックスしたダブルホーンが多い。
さて装着の結果。音量は115dBとは思えない。道路運送車両法の定めた前方7mで測定し
て93〜112dBという基準程度の印象。同じ115dBをうたったスパイボールの方が断然音量が
大きい。これはカウル内部へ設置していることが原因である程度遮音されているものと思わ
れる。
音色はフェラーリに近い高音。もう少し低めの500HZでもよかったと思う。図らずも我が茄
子太郎は緊急時には断末魔のような上品な叫び声を上げるようになった。都内など無謀運
転のタクシー、ミラーを見ない女性ドライバーなどライダーに殺意を持った連中が多いから、
目立つホーンの装着は有効だと思う。
(更新)
2006年4月、走行4200km時に、同品の500HZの物に交換した。

写真は500HZ
◎ヘッドライト高効率バルブ交換(2005年2月、走行580km)
ノーマルのヘッドライトは概して暗い。アトランティックもその例に漏れず、前方視界というよ
りも他車からの視認性の意味で明るいものに付け替える必要性を感じる。
さて、アトランティックのバルブだがH8というあまりバイクはもちろん一部の軽自動車以外
クルマにも使われないようなものを使っている。で、H8の高効率バルブはIPF製の一種類を
除き製品化されていない(色は白のみ)という状況。そこでいくらかは製品が出ているH11の
バルブを改造して使用することにする。H8もH11もボディ側との接点になる金属製のツメが3
本あるのだがこの内の1本が大きくなっていてその位置が異なる。改造は簡単で、大きなひ
とつのツメを小さいツメの大きさに合わせて鋼線ニッパーなどでカットしプライヤーで成形する
だけ。その他、コネクターの形状などH8とH11は全く同型であり、何故異なる規格を作るの
か理解に苦しむ。
さてH11バルブはバイク用品店には売っていないため、カー用品店での購入になる。アトラ
ンティック500の場合3個必要となるが、クルマ用となると2個入り×2箱の購入で、1個は予
備として保管することになる。
(左)ノーマルバルブ、(右)高効率バルブ
装着したバルブはPHILIPS製のH11 CRYSTAL VISION という製品。流行のHID風の白色
光(色温度4300K)で、12V55Wでありながら110Wクラスの明るさを実現したというもの。装
着後は写真のように、明るさと白さを増した。@5,280円×2箱。
◎サイドスタンド使用時エンジン停止スイッチの解除(2005年3月、走行750km)
当初、1.暖気はセンタースタンドをかけて行う、2.もしくはスタンドを解除し乗車した姿勢
で行うと決心してしまえば解決出来ると思っていたが、実際にはサイドスタンドで駐車するこ
とが多くいためにそのまま暖機運転ができた方が便利だと考えて解除した。
サイドスタンドの上部に黒いプラスティックカバーで覆われた回転式のスイッチが取り付け
られている。そのスイッチを固定しているネジを外し、スイッチを回しながらイグニションキーを
操作しエンジンが作動する部分(=すなはちスタンド解除の位置)でスイッチを固定するよう
にネジを締めこむ。万一位置がずれてしまった場合を考えペイントで位置をマーキングし、さ
らにテープでぐるぐる巻きにし、その状態でステップボードの内部に固定して作業は終了。
作業の結果、当然サイドスタンドを出した場合にもメーター内の警告灯は点燈しなくなるか
わりにエンジンも通常通り掛かるようになった。
◎プラグ交換(2005年4月、走行1377km)
特にノーマルで不具合があったわけではないが、DENSO IRIDUM POWER へ交換した。品
番はIU24で2,100円也。交換後、パワー感がほんの少し出て3000-4000rpm間でのトルクの
谷がやわらいだのと、アクセルを開けたときのパルス感が小さくなった。今後、燃費等を見
てみたいと思う。
(更新)
2006年4月、走行4500km時に、純正付属のCHAMPION製RG6YCに戻した。
2007年1月、走行6159km時に、純正指定NGK製CR7EKB(多極セミ沿面放電型)に交換を
した。
◎マフラー交換(2006年5月、走行4660km)
詳しくは茄子太郎の航海日記に記すが、マフラーをブルーフレイムのフレイムチタン・シン
グルポートに交換した。アトランティック500専用の設定がないため、50.8mmの汎用を使用。
交換にあたりノーマルエキパイを50.8mmに変換する特注のアダプターを製作した。
交換後は重低音の心地よいサウンド、抜けのよさとパワーの増大、低速トルクの向上など
の効果を得た。またアダプターによりサイレンサーを上方に10度カチ上げたため、ルックス
的にもスポーティーな印象となった。
特注のエキパイ径変換アダプター
<サウンドチェック(工事中)>
●ノーマルマフラーのサウンド(動画)・・・こちら
●ブルーフレイム/バッフルなしのサウンド(動画)・・・こちら
●ブルーフレイム/バッフルありのサウンド(動画)・・・こちら
※再生には Windows Media Player が必要です
<バッフルについて>
ブルーフレイムのバッフルはスナップリングをスナップリングプライヤーで挟み込んで外すと
簡単に抜ける合理的な構造になっている(以前トライアンフ用に購入したブルーフレイムには
バッフルは装着されていなかった)。
バッフルなし
バッフルあり
バッフルの取り外しとバッフル
バッフルを装着してもアイドリングの音量や音質はあまりバッフルなしの場合と変わらない。
少しアクセルを入れた時の重低音、4000rpm以上で加速した時の音量はひとまわり小さくな
り、音質が少しだけにごったモノとなる。
ただしバッフルの有無で基本的な音質には大きな差はないしパワー感にもわずかにしか変
化が感じられないことからも、値段相応にバッフルも質がよい物が装着されているようであ
る。
音量についてはメーカーサイトに、ツインポート(2本出し)の場合の音量が掲載されている
(上側の排気管は太めで、下側はそれより細い)。
(単位:dB アイドリング/4300rpm時)
バッフル上下装着時: 83 / 88
バッフル上装着時: 85 / 90
バッフル下装着時: 87 / 93
バッフルなし: 90 / 95
この数値からシングルポートの場合を推測すると、バッフル装着時にはツインポートの上下
装着時よりも若干低め、バッフルなしでは下装着時よりも若干低めであると思われ、車検対
応の基準が2004年以降の場合で94dBとなっているからバッフルなしでも合法の範疇である
と思われる。あとは使用環境によりバッフルを適宜装着すればよいと思う。
これで残すは駆動系のチューンとなったわけだが、ノーマルでも十分に速いアトランティック
500であるから、しばらくはノーマルのままか?
◎ETC装着(2007年12月、走行5890km)
顛末は茄子太郎の航海日記に記すが、2006年11月に登場した二輪ETCを早速装着し
た。メーターバイザー内にアンテナを隠し、セキュリティー上は一見ETC装着に見えないよう
になっている。カードを挿入する本体は操作性を考えフロントトランク内に設置。
カードを挿入し、イグニションをONにするとメーターバイザー上部に取り付けたパイロットラ
ンプがしばらく緑・赤・緑・赤・緑・赤・緑・赤・緑と点滅し、緑に点灯すると使用可能状態。カ
ード未挿入時やエラー時には赤に点灯する。